こんにちは!
3月中旬なのに、今朝雪が降っていました。
寒すぎる・・・・
さて、今回は漢方と薬膳というテーマです。
ハーブのレッスンをしていると漢方薬と薬膳がよく違いがわからないな~という方が結構多いので簡単にご紹介したいと思います。
皆さまの学習のお役に立てれば嬉しく思います。
《漢方薬》
鍼灸と並んで東洋医学の代表的な治療法です。
漢方薬は植物や鉱石などで作られた天然の生薬を一定の割合で配合した薬で、複数の成分が相互に働きかけ全身のバランスと整えるように構成されています。
漢方薬は2~10種類の生薬で構成することによって、作用のバランスを整え、毒性や副作用を抑え、効果を最大に引き出し、さらに患者さんの体質を考慮して組み立てられています。
日本の漢方処方は日本で独自の進化をしており、中医学の漢方処方は異なる点も多いです。
また、中国では生薬と定められているのは700種類以上あるのに対し、日本では約350種類が生薬として認可されています。
《薬膳》
薬膳とは・・・最近は身体に配慮した食材を使った食事を薬膳という場合が多いですが、厳密には、食用・食養・食療・薬膳の4つに分けることが出来ます。
食用・・・季節や場所、環境に応じて栄養バランスのとれた食事を選択すること
食養・・・美容・老化防止・ダイエットなど目的を持った食事をとること
食療・・・不調の改善を目的とした食事で、食材の五性や五味(食材の性質)を配慮し、不調や体質改善へ効果が期待できる食事をとること(代表的な食事は、お粥など)
薬膳・・・食療の状態から生薬を加えて作られた食事で、食療よりも高い効果が期待できる食事(お粥にショウガやクコの実を加えるなど)
簡単に言うと
漢方薬・・・生薬を組み合わせて構成されたオーダーメイドの薬
薬膳・・・不調の改善のために取り入れる生薬を加えた食事
ということです。
薬膳のことや生薬のこと、食材のことを紹介すると長くなってしまいますので、またの機会にお話ししますね♪
ではまた!
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