こんにちは!
さて~、冬至もすぎてクリスマスも終わって、いよいよ年末の年越しムードで世間は慌ただしくなってきましたね!
そんな話を受講生のみなさんともするのですが、とある受講生さんのご実家では元旦の朝に屠蘇風呂に入って身を清める風習があるのだとか・・・。なんとも素敵な習わしですね~!
ということで、本日は「屠蘇」についての話を・・・
元旦に家族が集まっていただく屠蘇は、「邪気を屠り、心身を蘇らせる」というところから名づけられました。
日本には平安時代に伝わったとされており、宮中で屠蘇を飲む習慣から徐々に庶民の風習へと移っていきました。飲み方は、家族の若い人から順に飲み回し、最後に年長者が飲み若者の営気を得るという風習があります。
もともと屠蘇散は中国大陸の名医・華佗による処方で、はやり病を予防するために考案されたと言われています。(華佗・・・後漢末期の医師。建安13年没)
屠蘇散の処方には諸説ありますが、主に以下の生薬が含まれています。
・肉桂・・・健胃・駆風作用など
・山椒・・・健胃・整腸作用など
・防風・・・発汗・去痰作用など
・桔梗・・・去痰・解熱作用など
・白朮・・・健胃・整腸作用など
・乾姜・・・健胃・整腸作用など
寒い季節に身体を温め、消化器系を調えるのに役立つようです。
現在では酒屋さんやスーパーなどで屠蘇散を手に入れることが出来ますが、ホワイトリカーや焼酎にお好みのハーブを漬け込み、オリジナルの屠蘇で新年をお迎えするのはいかがでしょうか~♬
ショウガやゆずの皮、クローブなどのスパイスをブレンドするのもよいですね!
ではまた!
※出典:JAMHA日本のハーブセラピストテキストより
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